保育園を設計・建築するにあたって、まず気をつけたいポイント
2023/08/15 #保育園の設計の基礎

保育園を設計・建築するにあたって、まず気をつけたいポイント

保育園を建築するには「保育園の設置基準」を理解した上で設計する必要があります。
建築する際に最低限抑えたいポイント、失敗しないために設置者ができることをお伝えします。

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はじめに

保育園は建築基準法において「児童福祉施設等」という用途に分類され、設計の難度が高めです。
国や自治体から設置工事や毎月の運営に対し補助金・助成金が支給される保育園(多くの税金が投入される園)であればあるほど、「保育園の設置基準」は厳しくなり、ハードルが高くなります。

補助金・助成金がもらえるのはとてもありがたいことですが、該当する規制が厳しすぎて予定していた場所で保育園を建てられなかった、というケースもあります。

まずは大まかにでも、どのような規制があり、どういった点に気を付けておくべきか知っておくことが大切です。
知らずに設計・建築を進めてしまい、工事の途中で規制の存在を知り、莫大な追加工事費用がかかった、保育園の規制にひっかかり違法建築となってしまった、といった不幸な例もあります。

ここでは、どのような規制があり、どこに事前に相談するべきか、何が最も大切なポイントなのかをご案内します。

保育園設計・建築の基準

建築基準法

まず検討しなければならない規制で、通常の建築士なら当然理解している内容。
ただ、保育園を設計・建築するにあたって、守るべき規制がこれだけではないことを理解していない建築士が多い。
以下の規制を知っている、保育園設計に慣れている建築士に依頼することがとても大切。

保育園の設置基準(内閣府、都道府県等の基準)

これから設置・運営する保育園の制度によって異なる設置基準。
企業主導型保育園、事業所内保育園、院内保育園、認可外保育園等、児童の安全・衛生を守るための詳細な基準(建物、避難経路、保育室の面積等)がある。
制度ごとに設置基準がHP等に公開されている。

市区町村の独自基準

自治体ごとの独自の規制、ルール。明文化されていないこともある。
運営開始後に監査があり、指摘されて規制の存在を初めて知った………などという例も。
保育園を建てる場所が決まったら、保育園の設計概要が固まったら、どうすべきか少しでも悩んだら、その都度市区町村の「保育課」に相談することがお勧め。
担当者から適切なアドバイスを受けることができる。

保育園の設計・建築で最も大切なポイント

保育園の設計・建築で最も大切なポイント、最も失敗しない方法は、上記の規制に精通している建築士、保育園の設計を数多く経験している建築士を探して任せることです。

設計料は安くても、こうした規制をよく理解していない建築士に依頼してしまうと、結果として追加工事を何度もしなければならず、とても高くつきます。
おまけに使いにくい、動線がめちゃくちゃ、園児も保育士も集まらない不幸な園となってしまいます。保育園開設の成功のカギは、建築士の質にかかっていると言っても過言ではありません。
ここだけはしっかり押さえておきましょう。

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