価格はすべてではない!公募型の保育園運営委託業者選定に適したプロポーザル評価基準は?
2024/12/20 #備品準備や業者の選定、契約

価格はすべてではない!公募型の保育園運営委託業者選定に適したプロポーザル評価基準は?

保育園の委託先を決める方法は主に入札(価格のみ)とプロポーザル(総合評価)の二つです。
入札は価格のみなので差が明確に結果に反映されますが、プロポーザルの場合はプレゼンテーションの評価も加味されるため、評価基準が非常に重要となります。

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公募型で価格だけで保育園委託業者を選んでいいの?            

今の委託会社が非常にいい運営をしていたとします。
価格のみでの公募をした場合は、これまで全く連絡をしてきたことがないような委託業者が急に表れて、公募に参加する可能性がでてきます。
その会社が非常に安い価格によって選定された場合、いい運営をしていた会社からの委託切替となります。
本当であれば継続して欲しかったにもかかわらず、委託先が変わってしまうわけです。           

公募型におけるプロポーザルの評価基準

プロポーザルの評価基準の大項目は、どこの病院、企業でもだいたい同じです。
・その会社の実績・組織体制
・保育理念・保育方針
・保育内容
・職員の採用・研修内容
・安全・衛生・健康管理
・給食
・保護者への対応
・そのほか独自の取組
などです。
上記項目をどれだけ細分化して評価基準を作るのかは各病院、企業で決めています。           

最低価格落札方式の限界            

仮に金額のみで新しい委託業者に運営委託が行われた場合、その会社の保育園運営の実績や理念などは全く分からない状況からのスタートとなります。
これまでにその保育園で培ってきた保育内容が踏襲されずに運営がスタートされると、お子さまと保護者様には大きなストレス、不安がのしかかります。
お子さまの安心・安全を担保することが保育の大前提です。
価格のみで委託業者を選択するということは、リスクがあることを理解しておきましょう。

総合評価落札方式の有効性            

総合評価とは、プレゼンテーションを実施し価格と併せて総合的に判断するという方式です。
評価基準に沿って、選定された審査員がそれぞれの判断で点数をつけます。
その委託業者の実績や運営方針など、評価基準に沿って価格以外の項目で評価されることになるため、総合的な判断ができます。
価格のみの公募との大きな違いは、委託切替の際に発生しうるリスクを極力回避することができるということでしょう。           

価格以外に考慮すべき評価基準

その会社の実績・組織体制、保育理念・保育方針、保育内容、職員の採用・研修内容、安全・衛生・健康管理、給食について、保護者絵への対応、そのほか独自の取組などは、定番の評価基準です。
保育園運営のDX化、デジタル化など実際に保育園にお子さまを預ける保護者様の利便性を求めた項目を入れることもあります。
委託業者独自の特徴やカリキュラム等を加えることもおすすめです。            

価格と品質のバランスを保つための業者選定方法            

保育園運営で一番重要なことは、お子さまの安心・安全です。
安心・安全を担保するためには、プロポーザルの総合評価の価格点の割合を大きく設定しないことがポイントです。
プレゼンテーションと価格点の割合を半々にしてしまうと、点数が価格に引っ張られてしまいがちです。
結果、価格のみの公募とあまり変わらなくなってしまいます。
価格点の割合としては多くても20%程度、相場は10%の設定が妥当です。        

競争に参加できる委託業者の必要資格を明確にする            

参加資格はさまざまですが、やはり実績の多い企業に参加していただく方が安心感があります。
実績とひとことで言っても、かなり幅があります。
例えば、「県内の300床以上の病院内保育園で継続して5年以上の運営実績がある」または「県内で5か所以上の保育園の運営実績がある」など、継続性と実績を合わせて参加資格とするのもいいでしょう。
県内に縛られる必要性も特にはないので、「関東・東北・関西」などそれぞれの地域の実績としてもいいかもしれません。
より多くの委託業者に参加してもらい、公平な審査が行われることが望ましいです。          

公募前のご相談はキッズコーポレーションへ            

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