保育園の開園スケジュールを運営方法ごとに詳しく解説
2022/12/27 #保育園の運営方法

保育園の開園スケジュールを運営方法ごとに詳しく解説

今回は、保育園を新規で開園する場合と現在運営している保育園を委託に切り替えた場合、どのぐらいの期間が必要なのか解説します。

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はじめに

保育園を新規で開園する場合には、何もないところからの開園の場合、約1年の期間が必要になります。
理由は、保育園を設計するところから始めますので、いくつもの工程を考えると約1年間の期間は見ておく必要があるためです。

現在運営している保育園を委託に切り替える場合だと、約5か月は期間を見ておく必要があり、理由として「保育士の確保」が上げられます。
保育士の採用はハードルがとても高く、特に「園長」を採用することは非常に時間がかかります。
そのため、採用の進捗を委託業者と確認し合いながら開園の準備をすすめていくとよいでしょう。

保育園を新築する場合の大まかなスケジュール

開園までの準備期間はおおよそ1年

ここでは、新規で認可外保育園を開園する場合の流れをご紹介します。

【半年~1年前】

(1)設置場所:保育園を開園する場所を選定

(2)設計会社の選定:保育園の設計、デザイン、施工経験がある会社に依頼することが重要

(3)打ち合わせ:設計会社と数回打ち合わせを行い、園舎デザイン、施工行程を決定

(4)行政へ事前相談:設計会社が作成した平面図、立面図を行政に提出し、事前確認を行う

(5)工事着工:(1)~(4)で約6か月前後期間が必要。ようやく工事開始

(6)職員募集&園児募集:行政の事前確認が終わり、工事が開始されたと同時に職員募集と園児募集を開始

(7)園舎の備品選定:(5)(6)(7)は同時に進行

【開園~半年】

(8)運営の準備:備品の準備、行政への申請に関する手続き、保育士の確保等、開園までに必要な準備を実施

(9)保育園説明会開催:開園を控え保護者向けに保育園の説明会を開催、入園に関する疑問、質問に対応

(10)プレオープン:開園前にシュミレーションを行い、開園に保育のオペレーションを確認

(11)開園:(1)~(10)までを完了させ、実際に開園

委託へ切り替える場合の大まかな開園スケジュール

開園までの準備期間がおおよそ5か月は必要

保育園を委託へ切り替える場合の流れをご紹介します。

【4か月~5か月前】

(1)訪問&ヒアリング:担当者が実際に訪問し、詳細なご要望・構想をお伺い

(2)プラン&見積もりの提案:ヒアリングした内容をもとにご要望に合わせた最適なプランと見積もりをご提案

【3か月~4か月前】

(3)内容詳細の決定&契約:提案したプラン・見積もりで双方合意したら、書面にて契約を締結

【開園~3か月前】

(4)打ち合わせ:委託先担当者と今後の運営に向けて打ち合わせ(開園までのスケジュール、備品、お預かりする児童数の確認等)を実施

(5)運営の準備:備品の準備、行政への申請に関する手続き、保育士の確保等、開園までに必要な準備を実施

(6)保育園説明会開催:開園を控え保護者向けに保育園の説明会を開催、入園に関する疑問、質問に対応

(7)運営開始:開園後も委託先担当者と定期的に状況の確認を行い、保育園運営を実施

スケジュールで最も考慮すべきこと

各種申請スケジュール

認可外保育園、企業主導型保育園において考慮するべき申請スケジュールは下記の通りです。

【認可外保育園】

<保育>

・保育園が設置されている市区町村(行政)の保育課に保育園の運営(運営会社)が変更になることを報告
→事業開始の日から1月以内に認可外保育施設設置届の提出を求められます

<給食>

・保育園が設置されている管轄の保健所に営業許可申請書・営業届の提出または変更届の提出が必要か確認
→管轄の保健所により提出書類が異なるため、事前に提出書類の確認が必要

【企業主導型】

<保育>

・児童育成協会へ連絡し、委託切替に必要な手順を確認
→翌年4月の開園であれば、事業計画申請にて委託切替する旨を報告します

<給食>

認可外保育園と同様
※基本的に児童育成協会の担当者からの指示に従い対応します。

職員の採用スケジュール

次に職員採用の方法や流れについて見ていきましょう。

(1)直営 → 委託の場合
現在勤務されている職員へ採用説明会を開催し、必要に応じて個別面談を実施。委託切替後に勤務継続の意思があるか確認します。
※この場合、委託元の職員から委託先の社員として勤務することになります。

(2)委託 → 委託の場合
現在勤務されている職員へ採用説明会を開催し、必要に応じて個別面談を実施。委託切替後に勤務継続の意思があるか確認します。
※この場合、現委託先の職員から新委託先の職員として勤務することになります。

(3)上記2点で不足人員を新規採用
職員採用は、非常に難易度が高く時間を要する場合がほとんどですので、委託契約後すぐに採用活動が始められるように準備します。

【採用方法の例】

  • 自社WEB媒体・SNSの活用 
  • 有料広告媒体・地域の求人媒体への掲載
  • ハローワークへの掲載
  • 近隣園で異動できる職員を確保
  • 人材紹介会社を利用した採用を実施

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