栄養価の高く、楽しさ満点の手作りおやつ〜保育園で子どもたちに提供するアイデア〜
2024/04/19 #保護者に選ばれる運営のポイント

栄養価の高く、楽しさ満点の手作りおやつ〜保育園で子どもたちに提供するアイデア〜

子どもにとってのおやつは「食事の一環」であり、活動に必要なエネルギーや3食の食事で補給できない栄養をとるためにとても重要なものです。おやつ作成の際の注意点を押さえ、子どもたちが楽しめるおやつを提供しましょう。

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おやつの重要性と栄養価

大人にとってのおやつは「お茶の時間」ですが、子どもにとってのおやつは「食事の一環」です。

乳幼児期の子どもは3度の食事だけでは必要なエネルギーや栄養を満たすことができません。
身体の小さな子どもは胃袋も小さく、大きさは大人の3分の1程度です。そのため一度に食べられる量が少なく、1 度の食事で摂取できる栄養も少なくなります。
また、子どもは大人よりも代謝が良く、運動量も多いため、エネルギーの消費が激しいです。

大人と同様に 、おやつを食べてリフレッシュする目的もありますが、子どもは足りない栄養を補うためにおやつを食べることが必要になります。
そのため、食材選びや、調理方法を工夫し、栄養・エネルギーを満たすだけでなく、子どもたちが喜ぶおやつを提供することが大切です。

保育園で提供するおやつには午前おやつと午後おやつの2種類があります。

1.午前おやつ
・時間…9 時半頃
・目安量…50~100kcal(1日の食事摂取基準の5~10%程度)

午前おやつは身体の小さい離乳食後期~2歳児の子どもに提供されることが多いです。
(提供する年齢は園により異なります。)
朝おやつは午前中に活動するエネルギーを補給するために必要ですが、量を食べすぎると昼食が食べられなくなってしまうため、消化のよいおやつを選び、提供する量と時間に注意が必要です。

2.午後おやつ
・時間…15 時頃
・目安量…3~5歳児130~260kcal(1日の食事摂取基準の10~20%程度)
1~2 歳児100~200kcal(1日の食事摂取基準の10~20%程度)

午後おやつは午睡後の活動に必要なエネルギー補給と1日で不足しやすい栄養を補うために提供されます。
エネルギーになる穀類やイモ類などの炭水化物、ビタミン補給のための野菜や果物、鉄分、カルシウム補給のための大豆製品、乳製品は不足しがちのため、これらを使ったメニューを考えるとよいでしょう。
また、午後おやつも朝おやつと同様に食べすぎると夕食が食べられなくなってしまうため量に注意しましょう。

市販菓子提供の際の注意点

スーパー等で売られている市販のお菓子をおやつに提供することもありますが、含まれる成分や添加物によっては子どもの体に負担をかけてしまうことがあります。
市販のお菓子をおやつとして提供する場合は、できるだけ添加物を使用していないものを選び、不足しやすい栄養を補うことができるのかという視点で商品を選びましょう。

【提供を控えた方がいいお菓子の例】
1.チョコレート菓子
チョコレート菓子は高脂質、高カロリーのため、消化が悪く肥満の原因になります。
また、甘いため虫歯の原因にもなります。

2.スナック菓子
スナック菓子は食品添加物を使用していることが多く、塩分が多いため生活習慣病のリスクが高まります。
また、チョコレート菓子と同様に高脂質、高カロリーです。

子どもたちが楽しめるおやつのアイデア

おやつというとケーキやゼリーなど甘いものを想像しがちです。
しかし、子どものおやつの役割である「足りない栄養を補う」ためには甘いものだけではなく、焼きそば、とうもろこしご飯、ピザ風トーストなど、野菜や芋類、麺などバラエティーに富んだ食材を使用したメニューにすることが大切です。給食と同様におやつも、子どもたちがさまざまな食材に触れる機会となるようにしていきましょう。
ここでは子どもたちが楽しめるおやつの例をご紹介します。

1.手づかみ食べができるおやつ
手づかみ食べは、
食べ物を目で確かめる→手指でつかむ→口まで運び口に入れる
という目と手と口の協調運動で、摂食機能の発達の上で重要な役割を担っています。
手づかみ食べが上達し、目と手と口の協働ができていることよって、食器・食具が上手に使えるようになっていくため、手づかみ食べができるおやつを積極的に取り入れましょう。
例:野菜スティック、クッキー、おにぎり

2.行事食や郷土料理
給食と同様におやつも日本や各地域の伝統的な食文化を子どもたちが受け継ぎ、身につけていくことができる大切な時間です。
また、行事食や郷土料理は色合いが鮮やかだったり、形が凝っていたりと見た目にも魅力的なものが多いです。
調理に少し手間はかかってしまいますが、子どもたちも楽しみにしていることが多いため、月に1回程度献立に取り入れてみてはいかがでしょうか。
例:ハロウィンのかぼちゃ茶巾絞り、バレンタインのハート形クッキー、ひな祭りの菱餅風ケーキ

3.食育活動としてのおやつ作り
食育活動の1つとして、子どもたちとクッキングをしたい時、昼食の一品を子どもたちと調理するのはハードルが高いかもしれません。しかし、おやつであれば比較的簡単に子どもたちに作ってもらうことができます。
例えば、先ほどの行事食で挙げたバレンタインのハート形クッキーの場合は、子どもたちに型抜きを手伝ってもらうのもいいでしょう。子ども自身で手を加えたおやつはきっと特別美味しく感じられるはずです。

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