導入するべき?昨今ニーズが急上昇している「一時保育」とは?
2023/04/25 #保育園の運営方法

導入するべき?昨今ニーズが急上昇している「一時保育」とは?

日ごろ保育園にお子さまを預けていない保護者でも、仕事や急用などで家庭での保育が難しくなる時があります。
そのような場合に利用できるのが「一時保育」です。

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一時保育とは?

「一時保育」とは、保護者による家庭での保育が難しい時に、1日や時間単位でお子さまを一時的に預けられる保育のことで、「一時預かり」「スポット保育」とも言います。

一時保育を利用する目的・理由に制限はありません。
労働・就学のほか、保護者の傷病や冠婚葬祭などの急用、在宅での子育てに疲れた時のリフレッシュ目的でも、一時的に保育園に預けられます。

一時保育のメリット・デメリット

一時保育のメリット

1.従業員の勤務確保
日ごろ病院内保育園や事業所内保育園を利用せず、ほかの保育園や幼稚園にお子さまを預けている保護者の場合、土日祝日や春休み等の長期休暇の際にいつも預けている保育園や幼稚園が休園になる場合があります。
その際に病院内保育園や事業所内保育園に一時保育があれば、一時的にお子さまを職場の保育園に預けて勤務することが可能です。
保育園にお子さまを預けられず勤務ができないというトラブルが減り、従業員の安定した勤務を確保できるでしょう。

2.空き定員の活用
企業主導型保育事業で一時保育を実施する場合、2つのパターンがあります。

一般型:利用定員外で一時預かり専用の保育室設置や保育士等の配置を行い、一時預かりを実施する。年間の延べ利用人数によって運営費が支給される。

余裕活用型:利用児童が定員に満たない場合に、空き定員部分のスペース、保育士によって一時預かりを実施する。児童1人当たり日額2400円の運営費が支給される。

上記のように一般型だと、専用のスペースや保育士の配置が必要になり実施のハードルが高いです。
余裕活用型の場合、定員余剰分のスペースや保育士を活用でき、さらにお預かりしたお子さまの人数分、運営費も支給されます。

※企業主導型保育事業は令和4年度時点で受け入れを停止しています

一時保育のデメリット

1.人件費のコストアップ
一時保育でお預かりするお子さまの人数が多いと、保育士配置基準に従い、その分保育士を多く配置する必要があります。そのため、一時保育を実施しない時と比較して人件費が多くかかる可能性があります。

2.利用登録できる月極児童の減少
企業主導型の余裕活用型を利用してお子さまを受け入れる場合、登録人数に注意が必要です。

余裕活用型の"余裕"は「定員から月極児童の人数を引いた余剰分」を指します。
例えば、定員12名の保育園で月極児童が7名いる場合に、利用登録ができる余裕活用型のお子さまの人数は5名までです。
仮に月極のお子さまが病気や私用で欠席したり、毎日午前中のみの利用であっても、そこで余裕が生まれた分を利用して新たに余裕活用型のお子さまを登録・お預かりすることはできません。

また、月極児童の人数が少ないからと言って余裕活用型のお子さまをたくさん利用登録してしまうと、将来月極児童の入園希望があった際に、月極児童の登録ができなくなる可能性があります。
企業主導型の余裕活用型を利用する場合は、利用登録できる月極児童が減ってしまうことも考慮し、計画的に利用しましょう。

※企業主導型保育事業は令和4年度時点で受け入れを停止しています

3.不慣れな預かりによるイレギュラー対応の発生
一時保育のお子さまは普段は違う保育園や家庭で保育されているため、普段とは違った環境で過ごすことに対して慣れていない場合があります。精神的に不安定になることも多いので、慣れるまでは手厚いフォロー体制が必要になり、加配の職員が必要になることもあります。

また、お預かりする保育士もお子さまの性格や既往歴、持病などを十分に把握できていないケースがあります。
そのため、アレルギーの誤食やケガなどの事故が起きやすくなることも考えられます。

保護者が一時保育を利用する場合は事前登録が必要なケースがほとんどで、そこでお預かりするお子さまの情報も登録していただきます。事前に入手したお子さまの情報を保育士間で十分に共有し、安全にお預かりできるように準備が必要です。

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