病院内・企業内に保育園を作るのに費用はどのくらいかかる?コストを抑える方法を運営のプロが教えます
2022/11/15 #保育園の運営方法

病院内・企業内に保育園を作るのに費用はどのくらいかかる?コストを抑える方法を運営のプロが教えます

病院内・企業内に保育園を作る場合の費用は「初期費用」と「運営にかかる費用」の大きく2つです。
それぞれどのくらいの費用が必要なのか解説します。

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はじめに

実際に企業内、病院内に保育園を作るとしたら、どのくらい費用が掛かるのか具体的にご存知でしょうか。
福利厚生の一環、もしくは女性活躍推進の観点から上司に「保育園を作ると費用はどんなものなんだ」そんな風に聞かれて困った経験はありませんか。

保育園を作るのに必要な費用は、初期費用と運営にかかる費用の大きく2つです。
それぞれの費用感を見ていきましょう。

病院内・企業内に保育園を作るときの初期費用の目安

まずは、保育園を作るときに必要な初期費用についてです。
初期費用として、建設費用(土地代+建物代)と各種備品代が必要です。

建設費用

企業内、病院内の保育園とひとことで言ってもその形はさまざまで、大きく3つのパターンがあります。

パターン(1) 敷地外に新しく保育園を作る場合

一番費用がかかるパターンです。
土地代のほか、保育園の建設費用がかかります。
建設場所によって費用は異なりますが、保育園の建設費用は一坪あたり80万円前後と言われています。
例えば、20坪の土地に保育園を建設する場合は1,600万円、30坪だと2,400万円が建設費用となります。

パターン(2) 敷地内に新しく保育園を作る場合

自社で土地を持っていても保育園を作る建設費用はかかります。
建設費用はパターン(1)のとおりです。

パターン(3) 敷地外に保育園用の不動産を借りる場合

費用を抑えることはできますが、不動産探しに難航するケースが多いです。
なぜなら、保育園は子ども達の出入りが多いため、大家さんが承諾してくれるケースが少ないのです。
大家さんとの交渉がうまくいけば、保育園として機能するように内装工事 を施し、保育園として成立します。
内装工事費用は一坪あたり50万円前後、20坪だと1,000万円、30坪だと1,500万円になります。

備品代

保育園を開園するには細かく分けて500品以上の備品が必要となります。
園児の食事を保育園で調理する場合には調理器具、お昼寝をするときの寝具、お散歩する際のベビーカーなどさまざまです。
保育園の運営を開始するにあたって必要な備品の総額は、少なくても300~400万円となります。

保育園の運営にかかる費用の目安

次に、実際に保育園の運営にかかる費用の目安はどの程度なのでしょうか。

保育園の運営で一番費用がかかるのは、保育士の人件費です。
昨今の保育士の勤務環境改善の流れで、全国的に月給、時給ともに上がっています。
保育士の給与、時給も全国一律ではありませんが、年収300~400万円が目安です。

運営にかかる費用は、保育士の人件費以外に、水道光熱費、保育に必要な消耗品(おむつ、おしりふきなど)なども挙げられます。

ここで委託する場合の月額費用の目安を保育園の定員数別にご紹介します。

【開園条件】

開園日:月曜~金曜(土日祝は閉園)
開園時間:8:00~19:00の11時間

(1)定員12名の場合(保育士3名配置)

保育士人件費:約120万円、運営備品等(水道光熱費含む):約30万円、
合計:150万円

(2)定員19名の場合(保育士4名配置)

保育士人件費:約160万円、運営備品等(水道光熱費含む):約40万円
合計:200万円

(3)定員30名の場合(保育士7名配置)

保育士人件費:約280万円、運営備品等(水道光熱費含む):約50万円
合計:350万円

現在保育園運営のコストにお悩みの方

今の保育園運営のコストが適正なのかどうか、検討したことはありますか。

無駄に人件費がかかっている(勤続年数が長く、年収が高騰している)、担当者が保護者対応等に追われていて、実務をこなすことが出来ない(結果、担当者の人件費がかかってしまう)、等々コストとして考えなくてはいけない要素も数多く、適正なのか判断に困ることも多いと思います。

人件費の見直し

では、まずはどのコストから見直すべきでしょうか。
それは保育士の人件費です。
なぜなら保育園運営のコストの大半は保育士の人件費だからです。

人件費は保育士に払っている給与だけではありません。
企業側と折半している社会保険料や、実際に係る保育士の交通費、残業代等も加味しなくてはいけません。
また、周辺相場との差異、保育士全員の給与のバランス(経験値を加味)も考慮するとなかなか骨の折れる仕事になることでしょう。

委託業者へ保育園の運営を委託

今、直営で保育園を運営しているのであれば人件費の見直しを、時間をかけて実行しコストを抑えることに成功するケースもあるでしょうが、大半は失敗することになると思います。
その理由は、時間的な制約があるからです。
保育園の運営担当者は、その仕事だけをしているわけではありません。
実務があり、片手間で保育園のコストの見直しができるほど簡単なものではありません。

では、どうすれば時間をかけず簡単にコストの見直しができるのでしょうか。
答えは、保育園の運営を専門業者にお願いすることです。
そうすれば、コストも明確になりますし、これまで保育園の運営に時間を取られていた担当者の負担も大幅に軽減されることになります。

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直営から委託への切り替えをお考えの方

●余分にかかっているかもしれない人件費削減効果 ●保育園関連の業務に対する従業員の稼働工数削減効果  など詳しく解説しております。ぜひ併せてお読みください。

保育園運営の専門家に無料で相談

まずは、保育園運営の専門家にご相談してみてはいかがでしょうか。
全国には、保育園運営の専門業者が多数存在します。
もちろん、その地方ごとにいろいろな特徴がありますので、保育園の設置場所に合わせて相談してみてはいかがでしょうか。
きっと今のコストを抑えたい、運営にかかっている工数を少しでも減らして実務に集中したい等のニーズに答えてくれるでしょう。
 

当社は全国283園(2024年4月時点)の保育園を運営しており、病院様や企業様の保育園開設・運営を多数お手伝いさせていただいております。

 

そのノウハウを活かして「どの制度で開設すべきなのか」「失敗しない保育園開設の流れ」等、開設にあたってのアドバイスを無料で行なっております。

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