「保育園運営」が企業・病院ブランディングにつながる理由とは?導入事例と成功のポイントを解説
保育園運営が企業・病院ブランディングにつながる理由は、独自の魅力や価値を保護者や地域社会に伝えることで、イメージアップや採用強化を目指す経営戦略になるからです。
目 次
- 1. 企業・病院が保育園を運営する背景と狙い
- 1-1. 人材確保・離職防止のための福利厚生強化
- 1-2. 地域や求職者からの評価向上を目指すブランディング戦略
- 2. 保育園運営がもたらす3つのブランディング効果
- 2-1. (1) 働きやすい環境づくりとしての「社内ブランディング」
- 2-2. (2) 採用力の強化につながる「外部ブランディング」
- 2-3. (3)地域・社会への貢献としての「社会的評価向上」
- 3. 【事例紹介】保育園を通じてブランディングに成功した企業・病院
- 3-1. 株式会社A:従業員の出産や結婚のタイミングでの離職が相次ぎ、世代交代がうまくいかずに悩んでいた。
- 3-2. 医療法人A:もともと保育園はあったが、園児も少なく費用ばかりかかっていた。
- 4. 保育園運営でブランディング効果を高めるためのポイント
- 4-1. 保育園の設計段階から「メッセージ性」を持たせる
- 4-2. 内外への発信がカギ
- 4-3. 運営の継続性・質の担保も大切
- 5. 保育園運営の専門家に無料で相談


企業・病院が保育園を運営する背景と狙い
人材確保・離職防止のための福利厚生強化
病院や企業が保育園を設置する最大の要因は、人材確保・離職防止のための福利厚生強化です。
どの業種においても、人材の確保が困難な時代となり、採用費は高騰しています。
また、働き方改革の影響で、働く人々が多様な働き方を選択できる社会となりつつあり、今までよりも労働環境に対する投資が必要となってきました。
特に、若い世代の働き手確保は非常に困難です。結婚、出産を機に自身のキャリアを考える人材も多くなっています。
保育園を院内、企業内に設けることで、働く親世代や、これから親となる世代に対して「預け先不安」の解消や、育児と仕事の両立支援を行うことで、長期雇用につながるようになります。
福利厚生の強化により離職が防止され、結果的に採用費等を抑えることにもつながります。
地域や求職者からの評価向上を目指すブランディング戦略
保育園運営をしていくメリットの一つに、地域や求職者からの評価向上があります。
まず、保育園の一般的なイメージは、子どもたちが安全で、楽しく、そしてさまざまな経験を通して成長が促される、温かい環境であると捉えられています。
そんな保育園を病院や企業が運営することで、社会的意義のある取り組みをしている病院・企業として好感度が醸成されます。
また、地域枠を設けることにより医療法人や地域密着企業の「顔」として認知され、ブランディング戦略として有効になります。
保育園運営がもたらす3つのブランディング効果
(1) 働きやすい環境づくりとしての「社内ブランディング」
保育園運営は社内の離職防止に寄与するツールです。
「働く親世代が安心して職場に戻れる仕組み」、「福利厚生の"見える化"でエンゲージメント向上」が構築され、長期雇用に繋がれば、採用費を自然と抑えることができます。
(2) 採用力の強化につながる「外部ブランディング」
同じ地域で営業している競合他院・他社が保育園を持っていて、自院・自社に保育園が無い場合、求職者から選ばれなくなる可能性があります。
特に、採用が困難な若い世代は福利厚生を重視しており、「子育て支援」の具体的な実績や他院・他社との福利厚生の違いに対して敏感です。
給料だけでなく、福利厚生に投資しているかを、求職者はよく見ています。
保育園運営は他院・他社との差別化要素となります。
(3)地域・社会への貢献としての「社会的評価向上」
現在、ほとんどの地域で待機児童は解消の傾向にあります。
しかし、入りたい保育園(家から近い、職場から近い)に入れず、「保留園児」となってしまい、職場復帰に至らないケースが多くあります。
そこで、病院・企業が保育園を運営し、地域開放までできる形にすれば、地域の待機児童解消や雇用創出にもつながり、地元メディアや行政からの認知向上・評価にも寄与します。
【事例紹介】保育園を通じてブランディングに成功した企業・病院
株式会社A:従業員の出産や結婚のタイミングでの離職が相次ぎ、世代交代がうまくいかずに悩んでいた。
保育園運営を開始して、復帰支援・長期雇用に繋がり、離職率が10%以上改善した。
医療法人A:もともと保育園はあったが、園児も少なく費用ばかりかかっていた。
自治体に掛け合い、認可保育園に移行することで、地域にも開放し、従業員への利用促進にも成功した。
離職率も改善され、認可になることで収支も改善された。
保育園運営でブランディング効果を高めるためのポイント
保育園の設計段階から「メッセージ性」を持たせる
保育園を設置する上で、一番大事な部分となります。
そもそもここがズレると、何の誰のための保育園なのかがわからなくなり、費用だけで効果を判断するようになってしまいます。
「自院・自社のらしさ」をどう保育に込めるか、コンセプトやネーミング、施設デザインを工夫をし、福利厚生やイメージアップになるかといった部分を、しっかりと議論してから着手する必要があります。
内外への発信がカギ
保育園は設置してからが本当の戦いです。
ただ運営ができていればいいわけではなく、自院・自社サイトや採用パンフレットでの活用、メディア・SNSを通じたブランディング戦略を行い、最大限のメリットを引き出していく必要があります。
いかに多くの人に認知してもらうかが、安定運営の鍵です。
運営の継続性・質の担保も大切
ここまで保育運営の重要性について記載しましたが、ノウハウがない病院・企業の場合、これだけのことを自分たちの知識の中でやることは非常に困難です。
一過性ではなく、長期的に価値を生む保育園運営を目指すのであれば、委託業者との連携も重要です。
自院・自社にないノウハウやサービスを提供してもらい、最大限保育園を活用するための選択肢として、選択肢に入れていきましょう。
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